記録 自分用

感じたことや考えたことを書いていきたい。

記憶を胸に抱いて/「白夜」

ドストエフスキーといえば代表作はやはりカラマーゾフの兄弟の兄弟になるのだろうと思えるが、長すぎて死にそうなので先にこちらを読んでみた。

あらすじとしては、夢見がちで孤独な少年がふとした拍子に出会った女性に恋をして、自分たちの境遇について一方的に喋りまくった後に結ばれる...わけではないという感じの物語。

登場人物のセリフがとにかく長く、結局言いたいことは3行で収まってるだろというの内容をずーーーっと長々と語っている。喋ってる途中でスマホ見始めるやつだと今なら思うが、娯楽の少ない当時ならこういう話でもじっと耐えて聴いていたのだろうか。

真面目な話スマホがないというのは大きく、Facebookがあれば結末は全然違うものになっていたんだろうなぁとか考え始めると面白い。当時の遠距離恋愛は、現代とはまったく違うものだろう。

途中というかほとんど終盤まで普通にハッピーエンドの話かと思って読んでいたので、結末には少しびっくりした。あんだけ盛り上がっておいてこれかよ。

いやしかしそれは自分が第三者だからそう思うだけで、当人たち、特に主人公にとっては別にバッドエンドというわけではないのかもしれない。結局物語が始まる前と状況は変わっていないし、今回の思い出だけを反芻して生きていく分にはプラスとさえいえる...のか?