記録 自分用

感じたことや考えたことを書いていきたい。

ラノベ版半沢直樹/「進め!! 東大ブラック企業探偵団」

半年ぶりぐらいに街の図書館に行ったら、相変わらず快適な環境であった。大学図書館に比べてエンターテイメント性の高い本も置いてあるので、読み始めるとがんがん時間が潰れてしまう。

まぁそれはそれとして、本棚にあった面白そうな本を1冊借りてみることにした。それがこの本である。表紙と裏表紙のイラストにやたら美人が描かれていてまるでラノベのようであった。多分逆効果だと思うんだけどどうなんだろう。ていうか内容的には男2人と女1人の話で、イラストの女性はそのうちの1人とはいえ主人公ではなく、なんだかなという感じがする。いや別にいいんだけど。もうちょっとかわいくすればいいのに。

ともかく、内容は各産業の現状や今から伸びる企業なんかをストーリー形式で探求&紹介していく感じなわけだが、中身がうすいというかなんというか、事実だけを絞って書けば本をもっと薄くできるんじゃないという内容だった。ていうか東大要素は必要だったのだろうか。登場人物も別にここまでいろいろ詰め込まなくていいんじゃないのという面々だった。内部事情に詳しい外銀退職者がゲイバーで働いている意味あったのだろうか。

個人的に面白かったのは最後の章。メガバン勤務の嫌味な人間を、さえない地方銀行マン(高卒)の息子(東大生)が見返すという内容だった。その話のなかで優良非メガバンクの代表例として挙げられていたのがスルガ銀行で、住宅ローンではユニークな商品を多数提供と書いてあり、なかなかタイムリーだなと思わず笑ってしまった。まぁ執筆当時(いつなのかはわからんが)の時点ではおそらく金融庁も(あと一橋大学も)スルガのことをべた褒めしていたわけで、見抜けなかったのは仕方ないと思う。かわいそうなのは物語中のお父さんである。

ていうか東大理系なら(選ばなければ)メガバン入行なんて余裕だろうに。やはり東大設定いらんかったんではと思ってしまう。

正直内容的には東洋経済ぐらいに書いてありそうなものであったが、笑うために読む分にはいいかもしれない。