記録 自分用

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「酒器の美に酔う」@静嘉堂美術館

なんか去年あたりに曜変天目の茶碗が新しく発見されたとかさてれないとかいうことが合ったと思うが、その関連の記事を見ていたら急に文句なしの曜変天目を見に行きたくなり、タイミングのいいことにちょうど稲葉天目の展示期間中だったということで、二子玉川にある静嘉堂美術館に行ってきた。あまり頻繁に公開されるようなものでもないらしいので、運が良かったといえる。

多分初めての二子玉であったが、思ったより住宅街で、想像していたハイソな街とは少し違った。でものどかでいい街だと思う。外国人比率が高いような気がするがどうだろう。

美術館は駅からわりと歩く(徒歩20分ぐらい)のところにあるのでタクシーなりを使うことが推奨されていたが、自分は歩いていった。トトロがいてもおかしくないような森の中にある美術館だった。正面口が駅と反対方向を向いている関係で裏門から入っていったのだが、広大な敷地の割には本館は小さく、回ろうと思えば20秒かからずでまわれるぐらいの大きさだった。自分はいろいろ見たので1時間ほどいた。

酒器というコンセプト通りにお酒関係の道具がいろいろ展示されており、大抵は日中韓のものだった。現在の常識からすると少し大きすぎるんじゃない的な酒器も多かったが、大人数(神様含む)で飲むことが前提だったからだろうか。それとも昔の人が酒豪だったのか。ちなみにその昔の日本では宴会に呼ばれたら死ぬほど酔うことが礼儀だったらしく、酔ってなくても酔ったふりをするのがマナーだったらしい。会場にあった絵巻物では、騒いでいる室内の横で背中をさすられながら吐いているというのがあって笑った。

酒器の他にもお酒関係なら置いていいというルールなのかなんなのか、筆洗とか印籠とかも展示されていた。特に酒盃を持って笑う李白(酒豪で有名)の筆洗は愛らしく、プロフィール画像とかキーホルダーとかにちょうどいい感じだと思う。酒豪の李白といえば夜は短し歩けよ乙女を思い出すが、あちらと違いこちら(というか本物)の方は一斗の酒では百篇の詩を紡ぐらしい。肝臓壊すぞと思った。

で、お目当ての稲葉天目は文句なく美しく、大宇宙ステージだなぁという感じであった。なんか宇宙に浮かぶ星雲みたいで、これを使ってお茶を飲むかと言われればうーんという感じだが、見ている分にはとても綺麗で、美しいという言葉が似合う茶碗であった。

 

一通り見た後は美術館から徒歩30分ほどの場所にある上野毛二郎に行ったのだが、これがすこぶる美味かった。ひばりヶ丘に比べれば負けるが、自分が食べたそれ以外の二郎のどこより美味い。醤油がキレるというのはこういうことかと思った。生卵との相性が抜群だったので、次行くときも頼もうと思う。

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ラーメン二郎上野毛店にて。コールは全部。

午後の映画と飲み会も含め、初夏のいい1日だったと思う。