記録 自分用

感じたことや考えたことを書いていきたい。

マレーシア・シンガポール旅行記

深夜特急」という書籍がある。多くの人はこれを読むと旅に行きたくなるらしく、おすすめの本として挙げている人も少なくなかった。その舞台はマレー半島、つまりタイ→マレーシア→シンガポールを陸路で移動するという話らしい。いや読んだことはないのだけれど。

ちょうど授業の休みが重なり、タイでのビザも延長できたので旅行に行こうという気持ちになり、マレーシア・シンガポールへ4泊5日で旅をしてきた。以下はその様子である。ただし自分の場合は普通に空路も使っている。冒頭の話はなんだったんだ。

 

1日目(バンコク&クアラルンプール)

タイのドンムアン空港発の飛行機でクアラルンプールに向かうプランだったので、まずはドンムアン空港へ移動しなければならない。この移動が大変で、この日は2週間ぶりぐらいに雨が降っており、靴が死ぬほど濡れた状態で空港に向かった。チャイナタウン発でドンムアン空港に直通の電車があるのでそれを利用したのだが、300バーツもしたのが衝撃だった。タイでの移動費としては相当高い部類だと思う。なんか指定席を思いっきり間違えていたらちゃんとしたところに連れて行ってもらえたうえに、ここで降りる的なことを教えてもらえた。人の優しさというものを感じたので、300バーツ超払ってよかったと思えた。

考えてみると完全な一人旅というのは初めてで、飛行機の乗り方さえ知らないのである。なにも印刷していない状態で空港に着いたが、パスポートをカウンターで見せたらチケットが発券されたので、技術の進歩を感じた。つまりパスポートとスマホと金さえあれば基本的にはどうにでもなるのだな、と。

けっこうな航空機遅延がありつつも無事クアラルンプールに到着し、どうにかsimカードを購入し(学校指定のsimカードがいかにゴミかということを改めて確認できた)、ホテルまで着いた。初日はツインタワーやKLタワーあたりを散策した。観光地がかなり近くに存在しており、頑張れば歩ける距離にあるのでなんとなく歩いてしまい、1日で3万歩ほど歩いた。

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なぜか高級モールにあるエスカレータを階段のように活用していた。

KLタワーを登ると床がガラス張りのボックスがあるのだが、1人でそこに入るのはかなり恥ずかしかった。みんな家族連れとかで、専門のカメラマンが写真を撮っていたが、え、1人でも全然平気ですよみたいな態度でそのボックスへと入った。普通に怖かった。

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そのボックス。ここで飛び跳ねるなみたいな注意書きが横にあるのがなおさら恐ろしい。

なんかいろいろ食べた。物価がかなり安く、この麺みたいのは日本円で300円もしないわりに全体的に美味しかった。

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フードコートみたいなとこで食べた。9リンギット

なんかかき氷がソウルフードらしい(ガイドブック情報)ので食べた。多分大人数でシェアするものなんだろうけど1人で食べた。けっこう量が多い。

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これは13リンギットぐらい。

ホテルがチャイナタウン近くにあったのでチャイナタウンはけっこうまわったが、普通にアロー通りとかの方が見ていて面白かった。写真はチャイナタウンの屋台で食べた麺。別に美味しくはない。

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なんか肉団子入りのラーメン。10リンギットぐらい。
2日目(クアラルンプール)

2日目はイスラム美術館とか国立モスクに行った。国立モスクは曜日によって観光客が入れる時間が変則的なので注意すべき(1敗)。見事にやられたので午前中はアロー通りで時間を潰していた。アロー通りは店が多く、食べるには都合がいい。

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揚げパン的なの。1リンギット

この写真の店で食べたのは中国とマレーシアの中間っぽい料理。旅行中に鶏肉はめっちゃ食べたけど豚肉は少なかった。

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豚肉の甘辛煮みたいなの。うまかった。10リンギット

なんかマックにもよく行った。写真は多分マレーシアだけのメニュー。ハラール済みの表示があって興味深かった。

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マックにも行った。5リンギットぐらい。

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移動中に買ったグァバ。ジュースかと思ったら果肉だった。2リンギット

そんなこんなでイスラム美術館に着き、その後国立モスクを見学した。イスラム美術館は建物自体は開放感があってすごく良いと思う。展示品は全体的に近年のものが多かった印象。マラッカ王国のものとかはどこに行っちゃったんだろうか。アストロラーベなんて高校世界史以来に名前を聞いた。

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飾ってあった皿。絵がどことなく好き。

この後国立博物館にも行ったがそっちはそんなに面白くなかった。

夜までにバスターミナルへと向かう必要があったのでマックで休憩。ビッグマックを食べた。ていうか今まで訪れた全ての国でビッグマックを食べている。どこで食べてもそれなりに美味しい。

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12.6リンギット。安定の美味さ。

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微妙に礼儀正しいドナルド。



この日はここまでのルートを全て徒歩で移動していたので大変疲れた。3万歩以上。
バスターミナルまではけっこう距離があり、タクシーを使った。なにげに今年初のタクシーである。バスターミナルの近くにキッザニアがあって少し驚いた。想像以上にいろいろな国で展開しているようだ。

発車時間が23時すぎだったので、計5時間ぐらいショッピングモール内で待っていた。せっかくなのでナシゴレンを食べておいた。なんというか普通の味。

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ナシゴレンセット。14リンギットぐらい。

全体的にクアラルンプールはバンコクと比べて先進的なように感じた。アスファルトも高層ビルも。まぁ最都心部しか見ていないからかもしれないが。

3日目(ジョホールシンガポール

起きたらジョホールに着いていた。ただしジョホールの中心からはすこし離れているようだった。歩いて向かおうかとも思ったが暗くて危ないかもと思いちゃんとバスに乗った。料金先払い式らしく、細かいのがなかったのでお釣りいりませんみたいなことを言ったら断られた。真面目ともいえるし融通が利かないともいえる。しょうがないので水を買って札をくずした。このとき水を買っておいてよかったと後々感じることになる。ともかく中心地のJBセントラルに向かおうと思ったが、なんか渋滞だから降りなよみたいなことを言われ、素直にみんなの動きに従うと、入管みたいな場所に着いた。いや別にシンガポールに行きたいわけじゃないだけどなーと思ったがまったく目的地にたどり着けそうににない。少し相談するとスタンプを押してもらうことになり、これで進めると思ったらバスに乗る以外の選択肢がなく、バスに乗ったらシンガポールに行くこととなった。多分本当は事前に料金を払った人だけが乗れるバスだったのだと思うが、途中下車の集団にまぎれてバスを降り(降りるときにみんななんかのチケットみたいのを運転手に渡していたのでとっさに降りた)、進むか戻るかの葛藤の末、シンガポール方面へと歩いていった。ここでの選択は正しかったと思う。この時点でネットに繋がらず、またスマホの電池がほぼなかったので相当心細かった。そしてシンガポールの入管では入国カードを記入しなければならないのだが、ペンが置いてなかったので周辺の人から借りた。シンガポールへのヘイトがかなり高まった。いや置かない意味あるか?

かなり時間をかけて入管を突破するも通貨交換所がなく、電波なしシンガポールドルなしとなりめちゃ焦ったが、幸いタクシーはクレカで払えるとのことだったので速攻で利用した。simカードが買えて両替所があるところまで乗せていってと伝えたら大体のところにはあると言われ、そりゃそうだなと思った。もともと次の日のシンガポール観光で泊まるはずだったホステルの住所を伝えたらそこまで行くよとのことになった。この運転手さんは親切な人で、simカードが買える店で降ろしてもらい、営業時間前の料金所の場所を教えてくれ、ホステル前で降ろしてくれた。まぁその分のお金は払ったわけだが、けっこう優しさに感動した。なお買ったsimは2時間ほどAPNの設定がわからなかったので使えず、これまたけっこう焦った。ホステルで事情を話すと今夜も泊まれるとのことだったので、これにて宿と電波と電源を確保できた。めっちゃ安心した。金と宿と電波があれば暮らしていけるが、短期的には宿と電波の優先度が高いだろう。特にシンガポールのようなカード社会においては。

シンガポールにおいてもは有名な所は大体沿岸部にあり、いずれも徒歩圏内であった。さすがに疲れてタクシーを使うこともあったが。

シンガポールは伊達に華僑の国ではなく、中華料理が多かった。ていうかマレーシアも中華は多かったので、マレー半島一帯はそういう場所なんだろう。写真はガイドブック的なのに載っていた店の中華で、ニンニクの芽を久々に食べた。青島ビールもそれなりにうまかった。こんだけ食べて2000円以下なのはけっこう嬉しい。朝の焦りが嘘だったかのようにビールとか飲んでいる。実は久しぶりのアルコール。

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うまかった。23ドルほど。

その後はシンガポール国立美術館に行った。そんなに面白くなかったかな。建物全体を美術館にするのはいいのだけれど、開かない扉や入れない部屋があって移動に支障があった。もっと使いやすくできるだろうよ。

緊張と寝不足から大変疲れていたので、ホステルのチェックイン時間の15時に帰ってシャワーを浴びて寝た。カプセルホテル的なのは初めてだったが、特に不自由はなかった。起きてビッグマックを食べに行った。もうそういうノルマかなんかなのだろう。

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10ドル。安心の美味しさ。
4日目(シンガポール

起きると少し喉が痛かった。マスクを忘れたのがけっこう辛い。あといびきをかく人がいたので微妙に寝つきが悪かった。まぁ1泊20ドルのホステルだししょうがない。

朝食は有名なフードコートに行ってシンガポールっぽいものを食べた。いわゆるシンガポールライスの有名店がありそこで食べたが、普通にうまかった。でも日本で作って醤油と生姜で食べたほうが満足度は高いと思う。お粥みたいのは不思議で優しい味だったが、そちらは写真を撮っていない。

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4ドル。うまい。

その後はマーライオンを見に行って、シンガポール博物館へと行った。ちょうど二次大戦の記憶展的なのをやっていて面白かった。

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マーライオン近くにあった。明らかに意識している。

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博物館内の案内板。めちゃ美しい。

興味深かったのはシンガポール人はわりとイギリスの植民地時代に肯定的なようで、豊かなイギリス支配→苛烈な日本支配→独立という流れになっていた。日本の植民地時代が辛かったのまぁそうなのかもしれないけど、イギリス支配だってそんないいもんでもないだろと思った。会社員が自分につけられている鎖を自慢するようなものなのだろうか。いやイギリス支配時代が本当に素晴らしかった可能性もあるが。ちなみにこれはマレーシアの博物館でも似たような感想を抱いた。

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イギリスのプロパガンダポスター。面白い煽りだと思う。



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シンガポール陥落時の記念品らしい。

夜はリトルインディアというインド人街でカレーを食べ、少し歩いてティラミスを食べた。シンガポールは面積があんなに小さいのに人種は本当に多様だと思う。

ギネスは初めて飲んだけどかなり苦味がつよい。確かにこれに慣れるとハイネケンは酸っぱく感じるだろうな。

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カレーとチーズナンとビール。14ドルぐらい

このティラミスヒーローという店はなんか日本でも有名らしく、買えるまでにかなり待つ必要があるらしい。確かに美味しかったがそこまでかな?という印象。ティラミスだけでなくいろいろな料理とかアルコールとかもメニューにあった。多角的だなぁ。

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ティラミスと紅茶。13ドルぐらい。


初めはシンガポールスリング発祥のラッフルズホテルに行こうかとも思ったが、さすがに1杯30ドルは高すぎるのと1人で行くのもなぁと思ってそこらのバーに行った。屋上で風が通って涼しく、薄暗いなか客が自分だけというけっこう良い感じのバーであった。2杯飲んで山盛りのナッツを食べて30ドルちょい。満足。

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メニューにはなかったが頼んだらシンガポールスリングを出してくれた

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ナッツとマティーニ。おしゃれーな感じ。

その後はおとなしく帰宅して寝た。バーみたいな高いところだとゆっくり飲むので過度に酔わないところがいい。もちろん酒の質みたいなのもあるんだろうけど。

5日目(シンガポールバンコク

起きるとかなり喉が痛かった。マスクを持ってこなかったことを激しく後悔した。また昨日と同じシンガポールライスを食べようとして向かうも、店が閉まっていた。月曜だし定休だったのかも。同じ場所にあった肉まんを食べたが、これがかなり美味しかった。値段も日本とそんな変わらない。

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マクスウェルフードセンターの肉まん。たしか2ドルぐらい。

3日目の中華屋に行って予算を気にせず食べた。肉まんとかを食べた後だったのでかなり満腹になった。ていうかピータンと焼き餃子と水餃子とビールとご飯は1人で頼む量じゃないと思う。写真のビールは燕京ビールとかいう名前で、かなり口当たりが軽かった。

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頼みすぎの中華。25ドルぐらい。

風邪気味で結構辛かったので午後はスタバのテラス席でゆっくり読書をしていた。ゴジラの怪獣黙示録。けっこう面白かった。kindleは場所や時間を問わずにいつでも買えるところが本当に素晴らしい。あらゆる出版社はこの利便性を見習ってほしい。

その後は飛行機に乗ってバンコクへ。手荷物のX線検査が搭乗直前にあるのは面白い。搭乗前にバタバタしたりセキュリティ的にもデメリットのほうが大きいと思うがLCCだけなのだろうか。

スワンナプーム空港からチュラロンコン大学まではタクシーで移動。全部で400バーツぐらいかかった。電車でドンムアン空港行くのとそんな変わらないなぁ。

旅費としてはホテル代で計5000円、飛行機代とバス代で約15000円、それ以外の移動飲食通信費で28000円というところだろうか。まぁ両替でけっこう損している感もあるので実際はこれ以上だと思う。1日1万円のわりには結構楽しめたし、いろいろと経験値も得ることができたので全体として悪くない旅行であった。最後の風邪さえ除けば。